Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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ボロは着てても心は錦〜魂のよりどころ
 右脳派の友人に 「魂には姿かたちがない。 だからこそ人はそれぞれ異なった姿かたちをしているのだ。 でなければその人の魂をそれと判別することができない。 いうなれば、顔かたちや、姿かたちは魂の衣装であり、魂のパフォーマンスなのだ。 ボロは着てても心は錦というたとえもある」 と話すと、彼は 「最近はキンキラの錦を着てても心はボロボロという人しか見ないがね」 と長嘆息を漏らした。
 以上の話は、第2087回 「破綻の構造」 で論じた内なる破綻を諫める 「物で栄えて、心で滅ぶ」 の警句を、哲学者ニーチェが得意とした 「アフォリズム」 で描いたものである。 かく視点を定めて眺めれば 「心ボロボロの人は多く、心錦の人は少ない」 落胆の思いは深く道のりは遥かに遠い。

2026.06.02


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