| この宇宙における現象が宇宙の果てほどに遠く離れた場所であっても相互に絡み合い影響し合っているとする
「量子もつれ」
が実証されたことで、「宇宙の非局所性」
が明らかになった。 宇宙の非局所性とは 「宇宙には中心も境界も存在しない」 ということであり、ともなって 「宇宙には果てがない」
ということである。
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| 宇宙に果てがないとは、世界には局所(片隅)がなくすべてが全体であるということである。
換言すれば 「細部は全体であるとともに、全体もまた細部である」 ということである。 かって千利休が言ったという 「世の中のこと一杯のお茶にしかず」
とはこれらの様相を語っている。 これらの帰結は従来の価値観に大きな変転をもたらすであろう。
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| 宇宙に中心と境界があった時代では、世界の片隅で生まれた者は境界を越えて世界の中心を目指した。
曰く、それは花の都、東京であり、芸術の都、パリであり、歴史の都、ローマであり ・・ 等々。 だが宇宙に中心も境界もないことを知れば、これらの中心を目指す意義は霧散してしまう。
やがて、目指すべきは宇宙の局所である 「片隅の世界」 であり、境界のない 「平坦な世界」 へと回帰していくであろう。
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| かくして、回帰した世界は人間にとってこのうえなく
「自由で平等な世界」 であるに違いない。 回帰の終局に至っては、トランプ大統領が標榜するアメリカファーストも、習主席が標榜する大国主義も、プーチン大統領が標榜する民族主義も、その基盤を失ってしまうであろう。
価値観の大きな変転とは、そのことである。
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