| かくして時は流れ、2026年6月29日、亡くなった同社の最高顧問塚越寛氏の訃報を受け、トヨタ自動車の豊田章男会長が追悼の言葉を寄せた。
企業の急成長や利益追求優先から距離を置き、会社を木の年輪のように少しずつ成長させる 「年輪経営」 を実践してきた塚越さんの経営理念が自身の
「道標」 になったとして生前の親交に心からの感謝をつづったのである。 豊田会長がトヨタ自動車社長に就いたのは 2009年6月 のことで、折しもリーマン・ショックによる世界不況で販売は急減、2009年3月期決算は最終赤字に転落していた。
当時を振り返り、塚越さんの 「年輪経営」 には本当に勇気づけられたと述懐するとともに、年輪経営にちなんだ 「年輪時計」 という置き時計を大切な人に贈っていることも明かした。
毎年少しずつ経営の幹を太くし、「トヨタが成長すると世の中がよくなる」 と言っていただけるような会社を目指したいと 「変わらぬ思い」
を強調するとともに、塚越さんから教わった経営者としての初心を忘れることなく今後も登り続けてまいりますと締めくくっている。
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