Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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不機嫌な社会
 現代社会は 「不機嫌な社会」 である。 ちょとした感情の起伏で口論(バトル)が始まる。 その口論に付き添う弁護士は大繁盛である。 あるいは、その論争の火に油を注いでいるのは彼ら弁護士なのかもしれない。 不機嫌の原因は思い通りに事が進まないことである。 しかして、この世は思い通りにいかないことばかりである。 ゆえに不機嫌な感情は尽きることがない。 尽きないものを追求しても 「生産的な解決」 は期待できない。 「何か手はないか?」 ということであれば、あたりまえのことではあるが、ささいな不機嫌は忘れて、せいぜい 「上機嫌に生きる」 ことぐらいである。
 第1932回 「気分で生きる時代」 では、「不機嫌な時代」 について論考している。 参照願えれば幸いである。

2025.08.16


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