新型コロナウィルス感染者が1万人を超える日が続いている。 感染は収まるどころかその先行きさえ見通すことができない。 かって世界中に感染拡大したスペイン風邪のパンデミックに遭遇した人々も同じ焦燥に駆られていたに違いない。 その経過は 「歴史の宿命〜スペイン風邪に処する」 に書いた。 2020年3月のことである。

　スペイン風邪における惨禍は100年ほど前の話であるがリアリティをもって眼前に迫ってくる。 歴史の宿命は繰り返されるのかそれとも免れ得るのか？ 世界は今その分岐点にある。