Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
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いずれ神風は吹く
 証拠なき可能性で構築されたフェイク主体の 「仮想社会」 は今や世界各国に広がりつつある。日本とて例外ではない。 福島原発事故に関わる汚染水、森友・加計に関わる公文書改ざん、桜を見る会 ・・ 等々。 列挙にことかかない。その何が事実で何が事実でないのか渾然としていまだに確定されないままである。それどころかその勢いはコロナ禍の中でさらに増大しているかのようである。 仮想社会の台頭は即ち、ファクト主体の 「現実社会」 の衰退を意味する。やがては台頭した仮想社会の裏側に消失してしまうかもしれない。 現実が仮想に取って代わられた世界とはいかなる世界なのか ?
 かって戦時中の日本人は 「いずれ神風が吹いて戦いは勝利する」 と信じて疑わなかったという。 畢竟如何。 仮想社会が 「証拠なき可能性」 によって現実社会に取って代わることは先刻承知の事実なのである。 「根拠なき確信」 がもたらす惨禍はかくも甚大である。

2020.11.18


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