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未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事

信州つれづれ紀行 / 時空の旅
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さかき千曲川バラ公園 / 長野県埴科郡坂城町
おもてなし
 前回来たのは2016年6月のことであった。 遡る2年前である。 その時のことを 第435回 「艶やかを競う」 では以下のように書いた。
 いまだ6月の梅雨時というのに真夏日が先回りしたような暑さである。 そんな日に千曲川の畔に築かれた 「さかき千曲川バラ公園」 を訪れた。 坂城町はバラの切り花の産地で、バラを町花としていることから、平成13年にこのバラ公園を開園、毎年この季節に300品種2200株のバラが見事な花を咲かせ訪れる人の目を楽しませているとのことである。 視線をめぐらせば、ゆく千曲川の流れは絶えずして、強い昼下がりの陽射しに照らされた田園風景はのどかに横たわっている。 そしてそれらを謳歌するかのように色鮮やかに咲いた薔薇の花々は、今日の艶やかさを競っているかのようであった。
 今日もまた 「その日」 が昨日であったかのように夏日の太陽が照りつけている。 折しも 「ばら祭り」 の期間中とあって多くの人々で園内は賑わっていた。 園内を誘導する係員は坂城町のボランティアであろうが、額に汗して精一杯の 「おもてなし」 に奮闘している。 好日であった。

2018.06


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