Linear 未知なる時空を訪ねる旅の途中でめぐり逢った不可思議な風景と出来事
知的冒険エッセイ / 時空の旅
Turn

ホロニック(2)〜宇宙モデルへの展開
 「ホロニック」 から生まれた宇宙モデルが 「Pairpole 宇宙モデル」 である。 そのモデルにはブノワ・マンデルブロの 「フラクタル構造概念」 が随所に織り込まれている。 それは細部である 「原子構造(原子核を周回する電子の構造)」 と全体である 「太陽系構造(太陽を周回する惑星の構造)」 の相似的等価性であり、工学的な 「電磁誘導理論」 の宇宙物理学的な 「波動理論」 への転用等々である。 その Pairpole 宇宙モデル の帰結を私は以下のように結んだ。
 環状連鎖ウェーブコイルは群を成し宇宙空間に散在している。 この風景はまた池の水を顕微鏡で覗いた時に見える風景でもある。 大宇宙と小宇宙の区別はどこにもな く、細部は全体であり、全体は細部である。 つまり、宇宙には大きさはなく、構造のみが存在するのである。 我々自身が一杯のコップの水の中の宇宙に存在しているのか、池の水の中の宇宙に存在しているのか、はたまた大海の水の中の宇宙に存在しているのか特定することは永遠に不可能である。 あれよりこれが大きいとか、小さいとか、遠いとか、近いとかのサイズの概念は我々人間が生活上の必要性から創った概念であり宇宙の概念としては適用できない。
 この人間が創ったサイズの概念が 「宇宙の果て問題」 を発生させた。 つまり、宇宙の果てはどうなっているのかという問いである。 この問いを解いた人は未だいない。 それは大きさという概念をもってして考えるからであり、この概念を捨て去ればこの問題は難なく解ける。 つまり、宇宙とは仕組みという概念であり、大きさという概念ではない。 大きさという概念がなきところに宇宙の果という概念はもとから存在しないのである。 この仕組みこそが宇宙の構造でありメカニズムである。

2018.06.12


copyright © Squarenet